◇Excelをマスターするために書籍を購入して勉強した
◇無料サイトのテキストや練習問題で勉強した
◇Udemyで講座をいくつか購入して勉強した
それ、うまくいきましたか?
正直、独学でExcelを満足に使えるようになるには、その多機能さゆえに根性が必要で、諦めてしまう人がかなりの数でいます。中途半端な状態で勉強が滞り、また再開し、また滞り・・・の無限ループに陥りがちです。
そして、Excel独学で挫折する・諦める人にはある共通点があります。
勉強しようとするな!暗記しようとするな!
????となると思いますが、これは真理です。
例えば書籍での勉強で、失敗例としてよくあるパターンはこれ。
Excel大全・Excel入門書的な書籍を意気込んで購入
↓
開いてみるが、分厚くて量が多くてどこから手を付けていいかわからない
↓
積読
↓
数年後、大掃除の時にブックオフに売却(なお、状態は新品同様)
皆さん経験ないでしょうか?
受験勉強の時に参考書を買うのと同じノリでの書籍購入。
わかります。気持ちはすごーーくわかるんですが、失敗確率を高めてしまう行為です。
なぜなのかというと、Excelは覚えていても使えなかったら意味が無いからです。
使えてナンボ、操れてナンボ、Excelはそういうものです。
なので、大事なのは知識の蓄積ではなく体への刷り込みです。
とにかく反復!触ってググっての繰り返し!
とにかくもうこれに尽きます。
「Excelを使える」ということは「適切なタイミングで適切な処理が滞りなくできる」ことだと自分は考えています。
「あ、ここではCOUNTA関数を使えば解決できるぞ」
「これは条件付き書式を使うとうまく対応できそうだ」
こういった解決策がすんなり思いつくことが、本当の意味でのExcelマスターです。
そうなるためには、色々なパターンで反復練習をこなして、体に覚え込ませること。
わからなかったら、Googleで検索・解決して、クリアしていくこと。
※本の中で探すより、Google検索した方が速いし、何より参考にできるネタ数が桁違いです。
これを泥臭く地道に続けることが大事です。スポーツと一緒です。
やっているうちに、自然と手が動くようになっていきます。
数より質が大事
もちろん反復練習は数も質も両方大事にしてほしいですが、その練習対象(例えば関数とか)のラインナップは多くなくて大丈夫です。
たくさん知っている < 正しく素早く使える
大事なのはこの考え方です。
考えを変えてください。たくさん覚える必要はないんです。
関数ひとつとってもそう。
まずはいろんなケースでのSUMやIFの使われ方をマスターすること。
関数を50個知っていることよりも、10個しか知らないけどその10個は完璧に使えるし応用も利かせることができる。実務でExcelが実践的に使えるのは間違いなく後者です。
適切なシーンでSUMIFSを正しく活用できたり、SUMとIFの組み合わせのバリエーションが豊富であったりすることの方が、Excelを使いこなすうえでは遥かに重要なことなんです。
まずは身近なものをイチから作ってみよう。改善をしてみよう。
仕事で使っているExcelの様式やツール、入力フォームなど、何でも構いません。
すでにできあがっているものを、イチから全部自分でそっくりそのまま作ってみるんです。
答えがあるから簡単そうですが、Excelが使い慣れていない間は、これが意外と難しい。
他には、手入力している箇所を、関数を入れて簡素化してみるとか。
もちろんそれは「どんな関数を使えば解決できるか」を考えてググって書いて試して・・・の作業です。
とにかく手を動かすこと。
実践あるのみです。色々なケースを経験することでExcelの地頭が鍛えられ、次第に対応力・応用力のアップにもつながっていきます。
これがExcelを使えるようになるための近道です。
さいごに
今回はあまり具体的な話はできていなくて申し訳ないのですが、とにかく考え方を変えること・正しい方法で習得に向かっていくこと。
まずはこれがわかってもらえると嬉しいです。
・覚えるな!使えるようになれ!
・反復練習。色んなパターンで、ひたすら反復練習。
・数はたくさんいらない。狭くていいからとにかく深い理解を。
改めてまとめると、Excel習得にはこの3つが重要です。
「ショートカットキーをたくさん覚えましょう」「関数をできるだけ数多く覚えましょう」
巷で流れてるそんな助言は無視です。フル無視で全然OK。
皆さんは惑わされずに、コツコツと深い理解に努めていきましょう。
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